
idea アイデア 387 現代日本のブックデザイン史 1996-2020
ふだん書店で並列されることのない約400点の書籍を、デザインスタイルという共通項で束ねることで横軸としての同時代性を浮上させ、ブックデザインに隠された作法と模倣、継承と発展の足跡をたどっていく。
■目次
序文 日本のブックデザイン史を紡ぎつないでいくための覚書
文:長田年伸
第1章 紙上のポリフォニー[多声音楽]
・挑発する造型詩人たちの声 文:水戸部功
・「薄利多売」型から「高付加価値」型に 1996年からの出版業界の変化
文:星野渉
第2章 タイトル・ブリコラージュ
・あり合わせの道具で唯一の仕事をするということ 文:長田年伸
・ベストセラーの25年
文:澤村修治
第3章 言葉/図形・象形の境域
・詩と描き文字の関係性と変遷 文:川名潤
・引き算の料理写真 文:三浦哲哉
第4章 ブックデザイン・オールドスクール
・限られた個人のものとしての 文:長田年伸
・本の此岸、デザインの彼岸―オルタナの在処
文=室賀清徳
・第5章 イメージの闘技場[コロッセウム]
・変化はいつでも知らないところからやってくる(かもしれない)
文:長田年伸
・ブックデザインはブックデザインでしかない
座談会:長田年伸、川名潤、水戸部功、加藤賢策
構成:長田年伸
・出版の本義へ 文:長田年伸
著者:
出版社:誠文堂新光社
サイズ:A4
ページ数:200
発行年:2019.09