
建築ジャーナル 2020年05月号 堤防はなぜ決壊したか
堤防はなぜ決壊したか。それは、ダムとスーパー堤防に予算をつけるため。
途中の「計画高水位」までコンクリートで保護し、水がそれを越えると破堤するからくりだ。ダム建設の是非で揺れるある県の河川課長が「災害は追い風」と思わず漏らして物議を醸したこともある。惨事便乗型治水はもう終わりにしよう。
■目次
・インタビュー
繰り返す惨事便乗型資本主義
堤防は決壊するようにできている 関良基
・対談
堤防はなぜ決壊したか 国家の自然観、民衆の自然観
大熊孝×関良基
・これでいいのか日本の治水
都市と洪水被害 スーパー堤防頼みからの転換を まさのあつこ
ダムが洪水被害を大きくする 今本博健
台風19号が私たちに突き付ける問い 八ッ場ダムを中心に 梶原健嗣
・堤防を乗り越えない水害
タワーマンションの浸水被害はなぜ起こったか 金田ゆき
著者:
出版社:建築ジャーナル
サイズ:A4
ページ数:113
発行年:2020.05