
建築ジャーナル 2020年07月号 島と島人
島。それは究極の地方。
本土では地方も都市化の波に飲まれ、画一化・平準化が進む中、独自の気候、中央や巨大資本との物理的距離は、島に固有の文化や建築を生んだ。土地に密着した生業が育んだ島人のメンタリティーはたくましく人間的だ。
一方で島は、人口減、空き家問題、エネルギー問題など、さまざまな課題を抱える日本の縮図でもある。
島の暮らしや働き方、そこで生きる人々に、私たちが学ぶものとは。
■目次
・序論
瀬戸内の島嶼集落「祝島・宮島」の特徴、その教え 集住の基本、持続性の大切さ 森保洋之
・島の設計事務所
・屋久島
カフェが外の世界とつながる窓に 身近な人のための設計 藤吉竜二
・壱岐島
壱岐島の豊かな環境を生かし、島専属の建築家として根付く 松本隆之
・対馬
国境の島、対馬の石文化と城下町の歴史 鼻崎象三
・奄美大島
東洋のガラパゴス奄美大島の建築事情 酒井一徳
・種子島
小さなサイクルをつくる 内野康平
・宮古島/世界の島
島に学ぶこと わが宮古島と世界の島旅から 伊志嶺敏子
・島の流儀
島で生きる 上江洲儀正
・こども施設特集 子どもの自主性や創造性を育む空間
子どもが最初に出会うコミュニティ 30事例
著者:
出版社:建築ジャーナル
サイズ:A4
ページ数:161
発行年:2020.07