新・作庭記
世界最古の庭作りの指南書「作庭記」は平安時代に関白・藤原頼通の子、橘俊綱が見聞した造園工事の詳細を記したものとされている。日本庭園のさまざまな要素、池・島・橋・前栽・石などについてのノウハウが記されている。本書は庭造りへの情熱と造詣が広く知られる、小説家である著者が集大成として書き下ろした、「作庭記」の現代版にして、究極の庭作り芸術論。
■目次
・作庭は究極の遊びにして至高の芸術
・河原で拾った一戸の石から庭作りが
・庭が生き物だとわかってくる
・手に負えない化け物になることもある
・余分なものは徹底的に排除する
・死んでもいいと思えてしまう風景がある
・芝生で覆うのは砂漠化と同じこと
・人は選べなくても花は選べる
・庭師の理想は自分の庭を持つこと
著者:丸山健二
出版社:文藝春秋
サイズ:四六
ページ数:191
発行年:2009.05
