
昭和の東京 12の貌
本書は、月刊『文藝春秋』で連載した「50年後の『ずばり東京』」から、主に東京の街の変遷を描いた12本の記事を選んで収録。毎回違うノンフィクション作家が自身で取材するテーマや街を選び、リレー形式で執筆したもので、昭和と平成という二つの時代を筆者が行き来するルポルタージュ。
■目次
東京五輪「負の遺産」首都高とモノレール 古市憲寿
佃 タワマンと神事に則る祭り 中原一歩
銀座 消えた銀座警察 清武英利
谷根千 下町と観光地の狭間で 森まゆみ
ひばりが丘 最先端団地の「夢の跡」 奥野修司
秋葉原 電気街の六つの地層 神田憲行
山谷 「日雇い労働者の町」は変貌した 水谷竹秀
夢の島 悪臭の山から緑の森へ 福田ますみ
永田町 「権力の三角地帯」は空洞化した 常井健一
吉原 元祖風俗ライターが棲んだ街 小野一光
福生 「70年代の青春」の残り香 三山喬
足立区 高度成長を下支えして 八木澤高明
著者:
出版社:文藝春秋
サイズ:新書
ページ数:320
発行年:2019.01