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a+u 2003年01月号 シンケルとミース

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東西ドイツの統一と多くの建造物の修復、そして近年の建築研究の深まりを受けて、今日我々は19世紀の新古典主義の建築家、カール・フリードリッヒ・シンケルから20世紀のモダニズムの巨匠、ルードヴィッヒ・ミース・ファン・デル・ローエに至る、プロイセンの建築とランドスケープの豊にしてダイナミックな伝統の脈々たる流れを知ることができる。1世紀あまりの時がシンケルとミースを隔てているが、バリー・バーグドールによる書下ろしエッセイにあるように、2人の建築家は、ポツダム周辺のランドスケープを起点に、「急進的な空間的な試みをもって建設の詩編の探求に加わっていた」のである。本号のために新たに撮影された写真に見られるように、そのデザインの有機的なエレメントとそれを支える理念は、今日に至ってもなおその生気を保っており、世代を超えて失われることの無い有効性を証している。(ケン・タダシ・オオシマ)

■カール・フリードリッヒ・シンケル

ポモナ神殿 1800~1801

ロシア人入植地、アレクサンドロヴカ 1826~1827

グリーニケ宮殿 1824~1832

グリーニケ宮殿、カジノ 1824~1825

シンケル・パヴィリオン 1824~1825

テ-ゲル宮殿 1820~1824

シャルロッテンホーフ宮殿 1826~1833

庭師の家 1829~1833

■ルードヴィッヒ・ミース・ファン・デル・ローエ

リール邸 1906~1907

パールス邸 1911~1912

コンクリート・カントリー・ハウス・プロジェクト 1923

エスタース邸 1927~1930

ヘルマン・ランゲ邸 1927~1930

バルセロナ・パヴィリオン 1929

トゥーゲントハット邸 1928~1930

レムケ邸 1932~1933

ファンズワ-ス邸 1946~1951

著者:

出版社:エーアンドユー

サイズ:A4

ページ数:161

発行年:2003.01