
a+u臨時増刊 ル・トロネのアルヴァロ・シザ 経路と作品
ル・トロネ修道院はロマネスク建築を代表する記念碑のひとつであり、近現代の建築家たちからも単純性、ミニマリズムを表現する代表例であると位置づけられている。
2006年から2007年にかけて、アルヴァロ・シザはル・トロネ修道院を会場とした展示を行った。本書は、展示のために初めてこの地を訪れたシザの、ル・トロネを読み解いていく知的な道程がスケッチ、メモ、インタヴューや多くの写真と共に綴られたものである。併せて「経路」というテーマをもつシザの7作品を、親しい文筆家、建築家、哲学者、ジャーナリスト、小説家らの文章によって紹介する。
■目次
・ル・トロネ修道院のシザ」明白なること
・シザはまず駐車場を見たいと言った
・ル・トロネのシザ:「驚くべき明晰さを持つ建築」
・経路
・「矢印、柱、懸垂ケーブル、開かれた眼」
・経路と作品
・クーザの考古学地域について、シチリア、イタリア、1960年
・レストラン・ボア・ノヴァ、レサ・ダ・パルメイラ、マトシニョス、ポルトガル1958-1963
・マラゲイラ地区計画、エヴォラ、ポルトガル、1961-1966
・ガリシア現代美術センター、サンティアゴ・デ・コンポステーラ、スペイン、1988-1993
・マルコ・デ・カナヴェセス教区教会、マルコ・デ・カナヴェセス、ポルトガル、1990-1997
・ヴィエイラ・デ・カストロ邸、ファマリシオン、ポルトガル、1984-1997
・ポルトに帰って
・経歴
著者:ドミニク・シャヴェール
出版社:エーアンドユー
サイズ:A4
ページ数:123
発行年:2010.11