図解 コンクリート構造物の総合診断法
コンクリート構造物を維持するための診断法をわかりやすく解説。最近のコンクリート構造物を取り巻く状況は、大きく変わりつつあり、今あるものを検査、修復し、長期間にわたり維持管理することに主眼が置かれつつある。適切な維持管理を行うには、コンクリート構造物の状態を的確に把握することが非常に重要。そこで、健全度診断と劣化診断法に関して、もっとも一般的な方法を図解することでわかりやすくまとめた。また基本的な内容や検査の原理は、各部冒頭のQ&Aで簡潔にまとめ、コンクリート関連技術者が、実務に直接役立てることができる内容を厳選して記述してある。
■目次
・第1部 健全度診断法
コンクリート構造物の健全度診断に関するQ&A
第1章 中性化(炭酸化)深さの測定法
第2章 圧縮強度・弾性係数および鉄筋位置・かぶりの測定
第3章 コンクリートの酸素および塩化物イオンの拡散係数試験方法
第4章 セメント硬化体・コンクリート組織の診断法
第5章 コンクリート中の高炉スラグ微粉末の検出方法
第6章 硬化コンクリート中の塩化物量の測定法
・第2部 劣化診断法
コンクリート構造物の劣化診断に関するQ&A
第1章 ひび割れの診断方法
第2章 アルカリ骨材反応によるコンクリート構造物の劣化診断法
第3章 鉄筋腐食によるコンクリートの劣化診断
第4章 炭酸化によるコンクリートの劣化診断法
第5章 硫酸塩・酸性水によるコンクリートの劣化診断法
著者:小林一輔
出版社:オーム社
サイズ:B5
ページ数:149
発行年:2007.08
