建築設備入門
地球温暖化、オゾン層破壊、大気汚染などの地球環境がいろいろな問題を抱えている現在、は建築業界での設備の果たす役割が増大している。建築設備はその機能を満足させながら、環境負荷の少ない手法採用と開発が必須となる。本書は、意匠や構造とともに、建築計画の一部として設備に取組むための入門書である。設備の本では初めて「発電」を加えてある。
■目次
第1章 環境と建築
木の建築/石の建築/土の建築/氷の建築/布・皮の建築/地中の建築
第2章 水の流れ
上水/雨水/中水/汚水/高い方から低い方へ/木の特性と力/配管/ポンプ
第3章 空気の流れ
高い方から低い方へ/空気の特性と力/空気線図/ダクト
第4章 電気の流れ
電気の発見/電気の特性と力/電灯・動力・弱電/電線と電線保護
第5章 発電
水力発電/火力発電/原子力発電/燃料電池/その他の発電/発電から送電
第6章 熱の流れ
高い方から低い方へ/熱媒/熱伝導/熱伝達/熱貫流
第7章 自然エネルギー利用
太陽熱/太陽光/地中熱/風力/バイオ燃料
第8章 旧排水設備
水の使用量/給水システム/給湯の使用量/給湯システム/衛生器具のいろいろ/排水量/排水通気
第9章 ガス設備
ガスの種類/ガスの安全な使用法/ガス器具
第10章 空調設備
パッケージエアコン/ファンコイルユニット/エアハンドリングユニット/吹出し口と吸込み口/放射冷暖房
第11章 換気設備
換気の目的/シックハウス換気/火気を使用する室の換気/健康上の換気/その他の換気
第12章 熱源設備
冷熱源/温熱源/冷温熱源機器/熱交換器と冷却塔
第13章 電気設備
照明/コンセント/配電/情報(電話・テレビ・LAN)/監視と警報
第14章 防災設備
防災/警報・報知設備/消化設備/消防活動/避難
第15章 設備管理とリニューアル
点検/保守管理/改修とリニューアル
・付録/あとがき/索引
著者:柿沼整三、伊藤教子
出版社:オーム社
サイズ:A5
ページ数:214
発行年:2008.03
