メタボリズム・ネクサス
超高密度化する現代都市に対抗しうる都市計画論。
70年代、日本から世界に輸出した初めての都市計画論と評されるメタボリズム。本書は、メタボリズムを社会との関係性から捉え直し、都市や経済、政治的な文脈の中に位置づけている。価値観の転換に迫られている今こそ、再発見すべき都市計画論。八束はじめ渾身の著。
■目次
・序章 日本:美学化と近代国家の間で
・一章 日本のアルターエゴの系譜
・二章 世界史の建築
・三章 焦土の中から
・四章 広島:グラウンド・ゼロ上の伊勢
・五章 継続と刷新
・六章 静かな離陸
・七章 新しい生活圏に向けて
・八章 「1960」
・九章 メタボリズムの都市モデル
・十章 空中都市
・十一章 「計画」と「空間」
・十二章 生活と環境のメタボリズム:都市の組織
・十三章 価値と反価値
・十四章 メタボリズム・ネクサスと国土計画への意図
・十五章 社会の着地と脱国家=民族化
・十六章 情報・空間・象徴:アーバン・デザインの方へ
・十七章 誠二と祝祭
・十八章 ポスト・メタボリズム
・あとがき
著者:八束はじめ
出版社:オーム社
サイズ:A5
ページ数:454
発行年:2011.04
