
図でわかる規矩術
伝統の技「規矩術」を、初歩からわかりやすく解説。あらゆる取合い部の墨付けの実際を徹底的に図解。
本書は、職業訓練指導員として多年の実績をもつ著者が、初級~中級の大工技術者向けに、規矩術の基本から応用までを図版を多用して説き起こし、1冊で修得できるようまとめたもの。
[基礎編]1章で規矩術の原理をていねいに解説し、2章で屋根勾配から派生する勾配の割出し方を、3章で屋根の構造(小屋組と軒回り)をわかりやすく解説。[応用編]4章以降は基本的なものから伝統的なものまで、各部材の墨付け実技の実際を屋根形ごとに図解。
[付録]技能検定受検者向け「建築大工 技能検定[1級/2級]実技試験問題」および「幾何算術法」による画期的な解説を掲載し、日本の建築儀式「上棟式」ならびに「天星尺」を紹介。
■目次
第1章 規矩術とさしがね
第2章 勾配について
第3章 小屋組の構造
第4章 棒隅屋根部材の墨付け
第5章 船枻造りの工法
第6章 起り屋根と反り屋根
第7章 振れ隅屋根
第8章 多角形屋根
第9章 扇垂木の工法
付録 1、2、3、4
著者:富樫新三
出版社:オーム社
サイズ:B5
ページ数:231
発行年:2018.03