
コンフォルト 2023年02月号 (189) 森と建築
木の建築をつくるときや、木の建築に身を置くとき、
その木が育った森のことを考えたことはあるでしょうか?
森は海につながり、さらに私たちの生活にもつながっています。
だからこそ、これからは持続可能な背景をもつ木材を選ぶ時代です。
素直な材ばかりではないかもしれない。
もっと安価な材もあるかもしれない。
それでも、人間の都合だけではなく、森の都合も考える。
その発想こそが、自然の循環のためにたいせつではないでしょうか。
■特集 森と建築 Architecture Follows the Forest
・新潟・新発田屋の審美眼で届ける 木の生命力
・経年変化する素材でシンプルに構成した心地よさ
・三条白川橋ビル(京都市東山区)
・コノシマビール/ひがしやま 司/木島徹建築設計事務所
内装設計 木島 徹/木島徹建築設計事務所
・古材をまとった空間で日本のテロワールをひらく
FOLKLORE(東京都千代田区)
内装設計 佐野文彦/Fumihiko Sano Studio
・岐阜県飛騨市古川
「飛騨の森でクマは踊る」の挑戦
森と人の新しい物語、始まる。
・飛騨古川を拠点に/造材、製材、天然乾燥、人工乾燥、加工/
木が生きている森の姿を体感する/
外部と地元、行政と民間、川上と川下をつなぐ
・広葉樹で空間をつくる1 森の端オフィス
設計 ツバメアーキテクツ+チドリスタジオ
・広葉樹で空間をつくる2 飛騨産直市 そやな
設計 澤秀俊設計環境/SAWADEE
・広葉樹で空間をつくる3 飛騨市役所 応接室
設計 矢野建築設計事務所
・都市から森に思いをはせる
大規模木造建築の変遷と森林資源の活用 腰原幹雄
・大規模木造建築のいま case1
都市部ビルの木造化を推し進める SRC造とのハイブリッド
KITOKI(東京都中央区) 設計 安齋好太郎/ADX
・大規模木造建築のいま case2
地域の素材と伝統技術を採り入れた 風景に溶け込む「生命体」
OYAKI FARM BY IROHADO(長野市)
設計 遠野未来/遠野未来建築事務所
・東京都・多摩産材の森を、建築家・工藤桃子と巡る
森と建築が循環する未来 秋川木材協同組合
step1 木を育てる現場 田中林業 遊学の森
step2 木を売買する現場 多摩木材センター協同組合
step3 木を加工する現場 沖倉製材所
・俯瞰した視線で、建築の社会性を考えるには 談 工藤桃子
・It all began in woods
森と湖、伝統の技が織りなす、フィンランドのものづくり
家具メーカー、ニカリ
家具職人、カリ・ヴィルタネン
陶芸作家、カーリン・ウィドナスの自邸とスタジオ
・木を余すことなく使う
建具 タニハタ 中井産業 イマガワ
内装材 朝日ウッドテック 長谷川萬治商店 ブレットジャパン 北三
プロダクト 柿下木材工業所 枯白 マスターウォール メトロクス 石巻工房
著者:
出版社:建築資料研究社
サイズ:A4
ページ数:140
発行年:2023.01