河川環境・海岸保全工学
河川工学とは、もともと洪水を防ぐための「治水」が主たるものだった。戦後に「利水」が加わり、平成9年には河川法改正により「河川環境の整備と保全」が加えられた。また、神奈川県で水資源環境保全税の導入が決まったこともあり、山頂の水源地から放流された近辺の海岸まで含め、水を中心として一つの流れとして捉えることの必要性も生じている。本書は、この主旨に基づいた最新の考え方によって書かれたもので、河川工学・海岸工学の教科書として活用できる。
■目次
第1章 序論
第2章 風水害
第3章 治山と砂防
第4章 河川(治水)
第5章 利水
第6章 河川工作物
第7章 沿川空間の環境
第8章 海岸と海域
第9章 水質汚染
第10章 水の浄化
著者:石井一郎、大成博、伊藤修、岩立忠夫、田中修三
出版社:鹿島出版会
サイズ:A4
ページ数:156
発行年:2007.12
