地形工学入門 地形の見方・考え方
地形を読むには、地形についての基礎的な素養やものの見方・経験知が欠かせない。本書では、土木・建設・保全工学のために、地形をどう読むかの理論とコツを学ぶ。「応用地形判読士」を目指す方々への最適な参考書。
■目次
・1章 地形工学の基本的な考え方
地形のもつ意味/地形の規模と階層性/地形の分け方/地形単元のとり方/地形の新旧/地形と地形タイプ(地形種)の6 区分/「読みかえの原理」に基づく地形の見方
・2章 地形工学で地形を見る際の視点
基本的な視点/土地の安全性と地形工学のかかわり/建設工事と地形工学のかかわり/環境保全と地形工学のかかわり
・3章 地形のもつ工学的問題
災害現象の予測情報としての地形の意味/防災対策の「場」としての地形/サイト、ルート、地区(エリア)の適性場としての地形/地形と地質の対応性
・4章 工学面からの低地地形の見方
海面変動と低地の形成/低地の地形構成と低地地形区分/低地地盤の工学的問題 軟弱地盤と地形 /低地と災害
・5章 工学面からの台地(段丘)地形の見方
段丘地形の区分/段丘の地盤工学的問題/段丘と災害/段丘の見分け方
・6章 工学面からの丘陵地・山地地形の見方
丘陵と山地の違い/山地・丘陵地の地盤工学的問題/山地・丘陵と災害/変動地形と地盤工学的問題/組織地形と地盤工学的問題点/カルスト地形と地盤工学的問題点
・7章 工学面からの火山地形の見方
「火山」とは?/火山の分類/火山の噴火様式/火山噴出物の性質と火山地形/火山噴出物の性質と火山性微地形/火山の諸形態/火山と災害
・8章 災害と地形
地形と災害現象
・付録 問題解決の論理学
・知とは何か 問題解決と思考 /推理/問題解決の方法
著者:今村遼平
出版社:鹿島出版会
サイズ:B5
ページ数:258
発行年:2012.08
