
[入門]複素関数・フーリエ変換・ラプラス変換 建築工学への数学
複素関数・フーリエ変換・ラプラス変換の「勘所」。
さまざまな工学分野で応用されている最もポピュラーな数学理論である複素関数、フーリエ変換、ラプラス変換。建築・土木・機械分野では構造物の振動現象を解析するときの強力な「武器」「道具」となり、応答制御システムの設計、制御効果を反映させた応答の性質の把握などでも、同様に強い「味方」となる。
建築分野の超高層、免震構造、制震・制振構造の設計をはじめとして、いまや振動に関する知識と理解は不可欠。基本となる数学理論としての3理論に焦点をあてながら、応用としての確率過程論・動的システム論・離散時間系の基礎までを1冊でカバーできる。
■目次
第1章 正則な複素関数
第2章 フーリエ変換とラプラス変換の理解に向けた準備
第3章 フーリエ変換の基本
第4章 ラプラス変換の基本
第5章 フーリエ変換の応用 確率過程論
第6章 動的システム理論の基礎
第7章 離散時間系とは何か
著者:西谷章
出版社:鹿島出版会
サイズ:A5
ページ数:160
発行年:2020.06