エコミュージアムへの旅
エコミュージアムとはハコモノとしての博物館概念にとらわれず、地域全体をまるごと博物館と見立て、地域の文化・風土を研究・保全・学習し、次世代の地域活動の担い手を育てていく博物館活動。最近、日本でも聞かれるようになったこの言葉だが、まだまだ誤解も多い。本書の前編では、フランスで誕生したこの言葉(仏・エコミュゼ)の基礎概念を解説し、実際のエコミュゼの誕生と成立と、その後の世界的展開を紹介。後編では、世界遺産に指定されながらも、鉱害による負の遺産も隠さず保全しようとする、ノルウェーのロココミュージアムなど、特色あるヨーロッパ各地の13のエコミュージアムを訪ねます。
著者:大原一興
出版社:鹿島出版会
サイズ:A5
ページ数:183
発行年:1999.12
