ニューヨーク　都市居住の社会史

世界の富と貧困が集積する都市、ニューヨーク。「住まう」という人間の基本的な営みが、建築家、慈善家、企業、政府、市民、の立志によって必然的にかたどられ、都市の文化として進化してきた実像を、壮大な物語として描き出した画期的研究、待望の完訳。

■目次

日本語版刊行によせて／プロローグ／第一章　持てる者と持たざる者／第二章　急増するテナメント生活／第三章　不平等なハウジング／第四章　テナメントを超えて／第五章　ガーデン・アパートメント／第六章　美学とアイデンティティ／第七章　政府の援助と干渉／第八章　公営のハウジングの病理／第九章　新しい動向／第十章　エピローグ／補遺　エンドゲーム