ラルフ・アースキンの建築 人間性の追求
スウェーデンと英国で活動しながらチーム・テンにまで参画、建築家の社会参加、環境デザイン等、国際的かつ、極めてローカルな側面もあわせもつ稀有な存在だったアースキン(1914~2005)の建築と思想を紹介。唯一の邦訳書。
■目次
・はじめに 北尾靖雅
・第一部 ラルフ・アースキンの建築と都市 ピーター・コリーモァ
1 序
2 小伝
イギリスでの生活/スウェーデンへ/母国スウェーデン/ドゥロットニングホルムでの生活と仕事/創作の方法/建築コンペ
3 建築思想
参加/建築的な志向/住宅と共同体-実践されたアイデア/寒冷気候と建築/高緯度地域のための方法
4 アースキンと20世紀後半の建築
5 21世紀に向かって
作品解説
・第二部
新経験主義とネオリアリズム マリステッラ・カッシアート
ラルフ・アースキンとスウェーデンのモダニズム 機能主義と新経験主義 玉田浩之
ラルフ・アースキンとスウェーデンの福祉社会 ラスムス・ヴァ-ン
近代都市計画におけるラルフ・アースキン 北尾靖雅
協働設計、現代への展開 北尾靖雅
ラルフ・アースキン 時・空間の影響を強く受けた人生 ヨハネス・トバット
ラルフ・アースキンに聞く パブリック・ハウジングにおける建築家の役割と住民参加 山下和正+藤本昌也
今の建築家は詩をうたえるか ラルフ・アースキンを巡る対談ふたたび 山下和正+藤本昌也
ラルフ・アースキン講演録 建築-実用性と普遍性の芸術
エピローグ 人権としての、良好な住環境 北尾靖雅
・ラルフ・アースキン 資料
・ピーター・コリーモァ氏について
・プロフィール
著者:ピーター・コリーモァ、北尾靖雅、玉田浩之
出版社:鹿島出版会
サイズ:A5
ページ数:278
発行年:2008.11
