建築の「かたち」と「デザイン」
武蔵野美術大学で1997年から行われてきた講義を基礎にまとめられた書。建築初学者の人たちへ「かたち」を手がかりに建築デザインの基本的な課題、特有な方法についての理解を助け、建築をめぐってそれぞれが自分なりの問いを見出す上での一助となる14の論考集。
■目次
・はじめに
・1 形態思考 湯澤正信
・2 幾何学と建築 小林克弘
・3 素材と表現とデザイン 富岡義人
・4 「スケール」を通して見る超高層建築のデザイン 高島守央
・5 建築的散策 富永譲
・6 都市のコラージュ/建築のインターテクスト 菊池誠
・7 共存する境界 木内俊彦
・8 内部/外部は自明か 市原出
・9 日本の庭 野上恵子
・10 自然の宿り木 三谷徹
・11 そこにしかない形式 千葉学
・12 生成する「かたち」 櫻木直美
・13 建築の改修デザイン 宮部浩幸
・14 時間のなかの「かたち」・時間のなかの「デザイン」 岸田省吾
著者:岸田省吾
出版社:鹿島出版会
サイズ:A5
ページ数:206
発行年:2009.08
