形態は欲望に従う 精神分析とリチャード・ノイトラ
再評価が進む建築家R・ノイトラ。本書はフロイトなどの同時代の精神分析家がノイトラに与えた影響に着眼し、いまなお評価されるノイトラ建築の本質を彼らとの交流から読み解く。気鋭の建築評論家の初の邦訳。
■目次
・謝辞
・第1章 選択による歴史
・第2章 ノイトラの配役変更
本物か、偽者か
抵抗する空間
・第3章 感情移入できる家
精神分析時代
内でもなく外でもなく
漂うロマンス
・第4章 出生時のトラウマ
まるで精神療法
透明性と感情転移
・第5章 喜びの治療法
温床
オルゴン集積器
窓の治療効果(あるいは窓装飾)
・第6章 家から住居へ
味覚テスト
ムードと多様体
隅に追いつめられて
・第7章 公害と可能性
環境主義
ドライブスルー窓口
イメージアビリティと環境デザイン
・第8章 生き延びるデザイン
・訳者あとがき
・図版出典
・索引
著者:シルヴィア・レイヴィン、金出ミチル
出版社:鹿島出版会
サイズ:A5
ページ数:238
発行年:2010.02
