セヴェラルネス+(プラス) 事物連鎖と都市・建築・人間
桂離宮、ローマ都市、インディアンによるアルカトラズ島占拠、はてはメタボリズムにいたるまで古今東西の建築・都市出来事を縦横無尽にかけめぐり、その変容の動因を追及。それら事物とそれに関わった人間たちとの創造的な連鎖の営みの関係を明らかにし、今後私たちがよりよい環境を築き上げていくうえでの根源を示す。ウィトルウィウス、ピラネージ、アルド・ロッシ、クリストファー・アレグザンダーらの方法論が全く新しい角度から再検討された話題の書。2005年刊の「セヴェラルネス」に「先行形態論」を新たに加えた増補版。
■目次
・増補のための序文
・序「いくつかの」詩学 田中純
・1 クリティカル・パス 桂の案内人
・2 ペリカン島戦記
・3 建築職人ウィトルウィウス 弱い技術
・4 ピラネージ、都市の人間
・5 自尊心の強い少年
・6 ダイコクノシバのアレゴリー 出来事とその徴
・7 セヴェラルネス 事物連鎖のためのかたち
・8 先行形態論
著者:中谷礼仁
出版社:鹿島出版会
サイズ:A5変
ページ数:303
発行年:2011.03
