ソーシャルデザイン・アトラス
災害復興や生活支援、環境保護の活動にデザインの力が求められている。仮設住宅、ライフライン、景観広告、食育菜園・・・。コミュニティの持続的な安定を図る実践者とアイデアの数々。「空腹の人に魚の獲り方を教える」思考で描くソーシャルデザインの世界地図。
■目次
・ソーシャルデザインを取り巻く状況
・本書に登場するプロジェクト
・建てながら学ぶ
地産レンガでつくる学校/地域の工法と材料から生まれた手づくりの学校/コミュニティを結束させる麦わら住宅/台風廃材のリサイクル家具/土のうでつくる涼しい仮設住宅/みんなで増築する公営住宅ほか
サミュエル・モクビーとルーラル・スタジオ
・想像力を拡げる
社会問題を伝えたくなる景観広告/五感で学ぶ特別支援学校/電話ボックス再活用大作戦/学びを実現するツール/ひとりでつくれるペット・ボトルのシェルター/ゼロ円ではじめる路上図書館/ゴミと資源を見つめる航海ほか
キャメロン・シンクレアとアーキテクチュア・フォー・ヒューマニティ
・誇りを取り戻す
「食べられる校庭」の教育革命/がん患者を受けとめる「家」/まちを明るくするロープウェイ/コミュニティのつながりで甦った公園/コミュニティとともに成長する職業訓練センター/小学校建設からはじまった非居住区地区の草の根再生ほか
セルジオ・パレロー二とベーシック・イニシアティブ
・たしかな暮らしのために
住民が修理できる石と竹の橋/水くみが楽しくなる遊具/仮設シェルターの職人集団/安全な飲み水を子どもたちに!/水と雇用を引き出すビジネス/農の恵みをもたらすツール/出稼ぎ労働者のための移動住宅ほか
・プロジェクトデータ
・クレジット
・越境のデザインをめざして あとがきにかえて
・Appendix ソーシャルデザインを知るブックガイド
著者:山崎亮
出版社:鹿島出版会
サイズ:A5
ページ数:215
発行年:2012.08
