時間のデザイン 16のキーワードで読み解く時間と空間の可視化
古今東西のグラフィック、研究論文から可視化された「時間」のイメージを採集。くわえて杉浦康平から内藤廣、ホンマタカシまで、第一線で活躍するデザイナーらの「時間」への対峙とその表現を紹介する、濃密な一冊。
■目次
・時間のデザイン 渡辺仁史
・この本の読み方 白井宏昌
・瞬間 ホンマタカシ
写真における時間と空間
・履歴 藤村龍至
超線形プロセスと履歴の関係
・同時性 長坂常
1/1で考えるということ
・速度 廣村正彰
「意識の発火」をうながすデザイン
・一時的 猪熊純/山本陽一
シェアと「時間」を巡って/テンポラリーな空間の可能性
・持続 秋田道夫
時間と向き合うデザイン
・遷移 内藤廣/宮城俊作
空間の価値としての時間軸をつくる/変化する時間をデザインする
・進化 平田晃久
時間の「からまりしろ」から生まれるデザイン
・シークエンス 中原慎一郎/石川初
理想的な風景をつくる/空間と時間のストーリー
・軌跡 中村拓志
行動をデザインする
・転換 リッキー・バーデッド
オリンピック都市における「都市の転換」
・リズム 南後由和/白井宏昌
都市の奏でるリズム/都市のリズムを再編する
・蓄積 柳本浩市
データベースか、もののアーカイブか
・密度 石上純也
空間を構成するあたらしい要素を考える
・予測 金田充弘
予測と変化
・歪める 杉浦康平
伸び縮みする「時間の襞」
アジアで感じる時間 横木真理子
「時間」の対義語 山本陽一
未来は良くなる 林田和人
リーマン・ショックという「転換」が都市にもたらしたもの 白井宏昌
蓄積される生活の痕跡 小池太輔
デザイナーにおける時間と時間軸の考察 加藤孝司
著者:早稲田大学渡辺仁史研究室時間-空間研究会
出版社:鹿島出版会
サイズ:A5
ページ数:240
発行年:2013.04
