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インテリアデザインが生まれたとき

セール価格 2,420円(税込)

戦後のアート史は「アンフォメル」から始まり、デザインとアートが交差し、アートが美術館や画廊から外に出て「環境芸術」へと展開し、商業空間に取り込まれたものもあった。本書は六〇年代後半、アートと建築のあいだから、それもアート寄りで生まれてきたインテリアデザイン、デザイン側から見たアートを語ることで違った戦後アート史を記述する。

■目次

・はじめに

・1945-1950年代 デザインという言葉がない時代

 デザインの夜明け、日比谷のCIEライブラリー、「間」から「空間」へ

 百貨店の室内装飾部、ふたりのイサム ほか

・1960年代 インテリアデザインが生まれたとき

 剣持勇と倉俣史朗の接点、空間から環境へ

 一九六八年問題 ほか

・1970年代 インテリアとファッションのコラボレーション

 デザインとして認められた商業空間の仕事、倉俣史朗による倉俣史朗 ほか

・1980年代以降 インテリアとアートの融合

 倉俣史朗と三宅一生のコラボレーション、アートとインテリアデザインの融合

・解説 剣持勇のジャパニーズ・モダン再考 高島直之

著者:鈴木紀慶

出版社:鹿島出版会

サイズ:四六

ページ数:180

発行年:2015.06