ナポリ建築王国
「悪魔の棲む天国」を跋扈する怒涛の建築美。バロックの祝祭、ロココの可憐、新古典主義の静謐が太陽に照らされる。「ナポリを見て死ね」といわれてきた風光明媚の地、その黄金期を築いた王国と建築家たちの一大絵巻。
■目次
・第1章
ナポリ・バロックのはじまりと前夜-後期ルネサンスと反宗教改革の建築家たち
・第2章
ナポリ・バロック黄金期-聖と祝祭の建築家ファンザーゴ
・第3章
ナポリ流バロックと、ビザール(奇抜)な建築家、サンフェリーチェのロココ
・第4章
ヴェスヴィオ火山と古代への情熱-
エルコラーノ遺跡の発見と古典主義的バロックの流行
・第5章
カゼルタ王宮造営とルイージ・ヴァンヴィテッリ
・第6章
ブルボン王朝の最後の華、王国の終焉-
新古典主義様式の流行とその後のナポリ建築
著者:河村英和
出版社:鹿島出版会
サイズ:A5
ページ数:256
発行年:2015.10
