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「三陸津波」と集落再編 ポスト近代復興に向けて

セール価格 4,730円(税込)

津波常襲地域と呼ばれた東北・三陸地方の、多様な主体がせめぎあう集落再編過程から、現代的復興モデルを説き起こす画期的災害史研究。

明治期以降、東日本大震災まで四度の津波災害に見舞われた東北・三陸地方。常襲地域と呼ばれながら、そのたびに奇跡的な復興を遂げてきた。なかでも昭和三陸津波において「理想町村」と謳われた大槌町・吉里吉里集落の復興手法は、「近代復興」のメルクマールとして今なお参照に値する。 本書は多様な主体がせめぎあう集落の再編過程を、統治機構の変化とそれにともなう制度・運用の変遷、民衆の動勢から読み解き、現代的復興モデルを説き起こす。

■目次

・序章 「災害復興史」試論

・第1章 明治三陸津波にみる近代復興の萌芽

・第2章 農山漁村経済更生運動と昭和三陸津波

・第3章 吉里吉里集落における新漁村建設

・第4章 チリ地震津波と東日本大震災にみる近代復興の成立

・第5章 ポスト近代復興に向けて

著者:ポスト近代復興に向けて

出版社:鹿島出版会

サイズ:A5

ページ数:345

発行年:2017.02