
ゴシックの匠 ウィトルウィウス建築書とルネサンス
大聖堂や城郭はいかに建設されたか。ウィトルウィウスの再発見から棟梁の修業と技術、社会制度に至るまで、豊富な図版とともに甦る。
ヨーロッパ各地にそびえたつ華麗な大聖堂や壮大な城、堅固な要塞。現代のように高度な技術も機械もそして知識もない、はるか昔のひとびとは、こうした巨大な建築物をどのようにして建設したのでしょうか。誰もが抱く素朴な疑問に対して、同時代の図面や記録を示し具体的に答えたのが、本書です。
■目次
1. ウィトルウィウス建築書
2. 中世の建築家
3. 修業の課程
4. 構想図と計画
5. 掘削と請負
6. 地中・水中の基礎
7. 建築開始
8. 運搬と据え付け
9. 小屋組みと他の木材
10. 監督と管理運営
11. 建築法規
12. 築城術と兵器
13. 測量術
14. 棟梁とその依頼人
15. 中世における大工の棟梁
著者:アンドレアス・グローテ、柳井浩、岩谷秋美
出版社:鹿島出版会
サイズ:A5
ページ数:152
発行年:2018.06