
「地区の家」と「屋根のある広場」 イタリア発・公共建築のつくりかた
日本と同様に、少子高齢化社会、格差、地域孤立などの問題を抱えるイタリアから、市民が集う手づくりの場所と公共図書館を紹介。6つの魅力的な〈みんなの場所〉から論じる、これからの公共建築のつくりかた。
■目次
第1部 市民がつくる、みんなの場所「地区の家」
地域の「透明な場所」をつくる カッシーナ・ロッカフランカ
マルチエスニックの拠点として サンサルヴァリオ
経験を活かし新たな展開へ ラボラトリ・ディ・バリエーラ
「地区の家」から学ぶ
[寄稿]みんなのための場所をつくる意義 アンドレア・ボッコ
第2部 知と市民をつなぐ「屋根のある広場」
市民の場所、そして文化の拠点をつくる ボローニャ市立サラボルサ図書館
「本が迫ってこない」公共図書館 チニゼッロ・バルサモ市立図書館
知と市民をつなぐ拠点(ハブ)づくり セッティモ・トリネーゼ市立図書館
「屋根のある広場」に学ぶ
[寄稿]新しい社会の鏡としての図書館 アントネッラ・アンニョリ
著者:小篠隆生、小松尚
出版社:鹿島出版会
サイズ:A5
ページ数:230
発行年:2018.12