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建築と都市の保存再生デザイン 近代文化遺産の豊かな継承のために

セール価格 3,520円(税込)

近代建築を使いながら保存していくために、文化遺産としての価値を守りつつ、現代に適した性能をいかに付加するか。

近年、既存建物のリノベーションが注目を集めており、近現代建築の保存再生というテーマがより身近なものになってきているが、歴史と現代が調和した真に豊かな都市環境づくりには、まだほど遠い状況にある。既存建物の価値を十分に理解していないと思われる、奇妙な保存再生例が都市には溢れている。より多様な既存建物のリノベーションにおいても、優れた「保存再生デザイン」が求められているのである。(序論より)

■目次

序論 建築と都市の現在 田原幸夫

1章  基本編 材料から考える

   煉瓦造近代建築 田原幸夫

   鉄筋コンクリート造近代建築 笠原一人

木造近代建築 中山利恵

近代建築の保存再生デザインにおける共通の課題

田原幸夫+笠原一人+中山利恵

2章 実践編 現代における課題

   建築史研究と保存再生デザイン 石田潤一郎

   文化財行政と保存再生デザイン 北河大次郎

   文化財構造物への構造補強の考え方とデザイン 冨永善啓

3章  座談会 Monument からLiving Heritage へ

   清水重敦+中川 理+中山利恵+笠原一人+田原幸夫

   オーセンティシティとインテグリティを考える

   近代文化遺産における活用について考える

資料 文化遺産に関する憲章・宣言集

あとがき 笠原一人+中山利恵

「建築都市保存再生学コース」シンポジウム・特別研究会・特別講義の記録

著者:田原幸夫+笠原一人+中山利恵

出版社:鹿島出版会

サイズ:A5

ページ数:265

発行年:2019.03