
まちの居場所 ささえる/まもる/そだてる/つなぐ
従来のビルディングタイプ、計画論の枠組みでは捉えきれない「まちの居場所」という拠点概念。福祉施設やフリースクール、コミュニティカフェといったかたちをとって出現したそれは、まちにおける生活の質の向上・改善をめざす「あるじ」によって生み出され、人びとに見慣れたまちの再考・見直しを促した。
■目次
・「まちの居場所」をめぐる最新の動き
「まちの居場所」の広がり
「まちの居場所」の背景と意味
当事者による場づくりの時代
・研究・調査・実践事例を通した「まちの居場所」をめぐる論考
生きる希望を失わせない環境 マギーズセンター
パブリックシェルターとしての「まちの居場所」
フリースクールはなぜ居やすいか
戸外の居場所
「福祉」の視点で見た「まちの居場所」
人びとをつなぐプラットフォームとプレイスメイキング
誰もが役割をもてる施設ではない場所
「まちの居場所」としての公共図書館
私有を共有する居場所
使いこなしによって自ら獲得する「まちの居場所」
・「まちの居場所」の事例と文献の紹介
「まちの居場所」のアイデアガイド
「まちの居場所」のブックガイド
著者:日本建築学会
出版社:鹿島出版会
サイズ:B5
ページ数:174
発行年:2019.09