
スターハウス 戦後昭和の団地遺産
三角形の階段室にY字型平面をもつユニークな星形住宅(スターハウス)。板状住棟が並ぶ団地景観に変化を与え、戦後団地を象徴する建物として、1970年半ばまで日本各地で建設された建築遺産の記録。UR都市機構・旧赤羽台団地(東京都北区)のスターハウスと板状住棟が2019年に団地として初の登録有形文化財に登録。戦後団地の価値を考え、団地保存のこれからを展望する。
■目次
・まえがき
・第1章 スターハウスの成立
・第2章 スターハウスの展開
1 スターハウスの展開1 日本住宅公団
2 スターハウスの展開2 公営住宅・公社住宅を中心に
3 有名建築家とスターハウス1 丹下健三研究室と香川県営住宅のスターハウス
4 有名建築家とスターハウス2 黒川紀章と愛知県営菱野団地のスターハウス
5 スターハウスの広がり
・第3章 スターハウスの現在
1 公営住宅における住棟・住戸の改善
2 日本住宅公団(現UR都市機構)におけるスターハウスの保存活用
・おわりに スターハウスの価値と記憶の継承
・巻末資料
・あとがき
著者:海老澤模奈人、編著志岐祐一、川崎直宏、古林眞哉、岡辺重雄
出版社:鹿島出版会
サイズ:A5変
ページ数:216
発行年:2023.11