
建築書の解剖学
「建築についての書物」から「建築としての書物」へ――。建築家は、紙面構成や印刷技術を駆使して、唯一無二の建築書を生みだしてきた。質感、表面、旋律、構造、尺度という5つの切り口から建築書を解剖し、建築と書物の連関に迫る。
■目次
プロローグ――はてしなく続く図書館の横断
第I部
彩られた交差路――紙から宮殿へ
不器用な近代――『解放された生活』とジークフリート・ギーディオンの織機
第II部
質感――手に触れて読むこと
表面――偶数頁と奇数頁の対話
旋律――内容の力動性
構造――建築的な仕組み
尺度――大きさのないもの
エピローグ――ユーゴーの予言
訳者あとがき
索引
著者:アンドレ・タヴァレス、千代章一郎
出版社:鹿島出版会
サイズ:B5
ページ数:336
発行年:2024.09