
建築という芸術 評伝フランク・ゲーリー
「我々の時代の最も偉大な建築」(P・ジョンソン)
ピュリッツァー賞受賞の建築批評家ゴールドバーガーによる、待望の評伝
自己不信に陥りがちで、自分の建築を受け入れてもらうことで自分自身も受け入れてもらいたいと切望している―。トロントのユダヤ人移民の息子だった生い立ちを抱え、決して社交的でない「はみ出し者」が、やがて建築の形態と技術を革新させ、ヒーローとなっていった。サンタモニカの衝撃的な自邸から、ヴィトラ・デザイン・ミュージアムの躍動、ビルバオ・グッゲンハイムの不世出の形態まで、ゲーリーと、その建築のすべてを読み解く。
■目次
はじめに
1 スーパームーンの夜
2 カナダ
3 太陽の下での生活へ
4 建築家になる
5 権力との折り合い
6 ヨーロッパ探訪の旅
7 ロサンゼルスでの再出発
8 独立
9 円熟に向かって
10 サンタモニカの家
11 魚、その他の形
12 世界の舞台へ
13 ウォルト・ディズニー・コンサートホール―第一楽章
14 グッゲンハイムとビルバオ
15 ウォルト・ディズニー・コンサートホール―第二楽章
16 ニューヨーク、試練と勝利
17 80歳を迎えて
18 テクノロジーのレガシー
19 ドワイト・アイゼンハワーからルイ・ヴィトンまで
20 アーカイブとレガシー
21 パリにて、回想と未来への展望
訳者あとがき
著者:ポール・ゴールドバーガー、坂本和子
出版社:鹿島出版会
サイズ:四六
ページ数:592
発行年:2024.05