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ケアする建築 「共在の場」の思想と実践

セール価格 2,530円(税込)

ケアと建築から社会を見る

私たちは誰もが空間を介して必要なケアを受け取る存在。ケアする建築は、ケアされる経験を通して、ケアする者になることを支援する空間である。ケアから建築を考える一冊。

■目次

はじめに

第1章 ほどほどにほどく、ほどけてからまる「施設」

・事例01 復興のシンボルとしての「丘」 須賀川市民交流センター tette

・寄稿 施設=建物と機能のパッケージの解体 西野辰哉

第2章 つくるから使うへ、そして「使う」がつくる〈利用縁〉

・事例02 コミュニティとサービスと人を場所でつなぐ 本と暮らしのあるところ だい かい文庫

・事例03 まちとの中間領域をつくる まちの保育園小竹向原/六本木

・寄稿 ケアがあるコミュニティ 松原茂樹

第3章 居場所をめぐる冒険

・事例04 農と食と場で人をつなげたなら 風のえんがわ

・事例05 公園を介したまちづくりの取り組み ブライアント・パーク/ザ・ハイ・ラ イン/南池袋公園

第4章 〈公・共・私〉が解けるとき、あるいはその境界を越えていくとき

・事例06 建築と庭の力が癒やし勇気づける場所 マギーズ・ウェスト・ロンドン/マ ギーズ東京

・事例07 古民家の改修で、生活文化と健康をつなぐ メディカルヴィレッジヨリドコ 小野路宿

・寄稿 福祉でコミュニティをつくる―「福祉型アソシエーション」とわっぱの会 加 藤悠介

第5章 個にして共、共にして個

・事例08 まちに開かれた多機能型福祉施設 JOCA東北

第6章 「弱さ」と「ケア」からはじまる

・事例09 高齢期の「共に住まう」かたち ゆいま~る高島平

・事例10 空き家を再生した、分散型ホテル アルベルゴ・ディフーゾ・カーサ・デル・ ファヴォーレ

第7章 文化と物語による世界の認知、そして社会の「適正な大きさ」

・事例11 廃寺の改修による「ごちゃまぜ」の場所 三草二木 西圓寺

・寄稿 文化によるまちづくりで形成される地域の拠点 小篠隆生

第8章 〈利用縁〉をつくるために

・事例12 文化住宅を改修したオープンオフィス JOCA大阪

・寄稿 介護サービスの利用実態から、地域共生コミュニティの拠点づくりをみる

 佐藤栄治

第9章 「ケアする建築」の展望、可能性と課題

・事例13 日々そこにある暮らしで、地域をつなぐ 春日台センターセンター

おわりに

プロフィール

著者:山田あすか

出版社:鹿島出版会

サイズ:A5

ページ数:240

発行年:2024.01