ホーム 戦後モダニズムの学校建築

戦後モダニズムの学校建築

セール価格 4,950円(税込)

戦後に芽吹いた有機的理念と民主的計画

権威的なスタイルを排し、ブリッジや渡り廊下で有機的に分棟をつなぐ。名だたる建築家と名も無き教育者が心血を注いだ、機能的で民主的な学校建築空間と、その建築史をたどる。戦後の「モデルスクール」事業と「補助金校舎」を総覧。

■目次

第一章 モデルスクールの時代 一九四七―一九五七

・第一節 モデルスクールの誕生と展開

・第二節 代表的なモデルスクール

 1 最初のモデルスクール―西戸山小学校

 2 東京都のモデルスクール―松濤中学校・朝日中学校

 3 北海道のモデルスクール―落藤籐吉と江別市小・中学校

 4 宮城県のモデルスクール―遠藤新と宮城県新制中学校

 5 兵庫県芦屋市のモデルスクール―宮川小学校・山手中学校

 6 神戸・阪神間のモデルスクール―生田中学校・大社中学校・北難波小学校

 7 被爆都市広島のモデルスクール―戦災復興と国泰寺中学校・本川小学校

 8 山口県のモデルスクール―蔵田周忠と文関小学校・白石小・中学校

 9 大分県のモデルスクール―青山中学校と上野ヶ丘中学校

 10 被爆都市長崎のモデルスクール―戦災復興と西浦上中学校

 11 そのほかのモデルスクール――丸の内中学校・西大寺小学校・東雲小学校

第二章 補助金校舎の時代 一九五八―

・第一節 補助金による校舎建築

・第二節 代表的な補助金校舎

 1 吉武泰水による学校建築 1―七戸小・中学校

 2 吉武泰水による学校建築 2―青渓中学校

 3 内田祥哉による学校建築―目黒第一中学校・大森第三中学校

 4 千里ニュータウンの小学校

 5 吉阪隆正による学校建築―呉羽中学校・長崎海星高校

 6 長倉康彦による学校建築―小文間小学校

補 坂本鹿名夫の円形校舎―究極のモダニズム建築

参考文献・初出一覧

あとがき

著者:川島智生

出版社:鹿島出版会

サイズ:菊判

ページ数:392

発行年:2024.03