
図説 付属屋と小屋の建築誌 もうひとつの民家の系譜
これまで建築史で語られることのなかった「付属屋」に着目した初めての本。
人々が住み、生活をする場となる「主屋」に対し、主に生業を担う作業場や、保管・収納する空間などとして使用される「付属屋」。主屋は木造軸組みが主であるのに対し、付属屋は石造、土蔵、石屋根木造、木骨石造など構法も様々で、それゆえ主屋以上に日本民家の地域性がより濃く反映され、地域の景観形成大きな影響を与えている。個性豊かな日本各地の「付属屋」の魅力をカラーでビジュアルに紹介する。
■目次
まえがき―付属屋と小屋が面白い
第1章 付属屋・小屋の知られざる世界
第2章 「生業(なりわい)」が生み出す小屋の形
第3章 風土に向き合い、自然と共生する営み
第4章 命を守る―生存のための小屋
第5章 石を積む営み―石と木のハイブリッドな世界
第6章 土と石でつくるハンドメイドの風景
第7章 土蔵―究極の職人技
第8章 もうひとつの民家の系譜
あとがき
著者:大場修
出版社:鹿島出版会
サイズ:A5
ページ数:308
発行年:2024.03