
カルロ・スカルパの日本
建築家カルロ・スカルパ(1906-1978)が愛した日本。
和書や日本に関する書籍を渉猟していたスカルパは日本建築のみならず、日本の伝統に心酔し、自身のデザインに取り込んでいった。
多くを語らなかったスカルパの思想を自宅に遺された蔵書や図面から丹念に読み解く。
「戦後の世界の建築界に大きな影響を与えてきたイタリアのスカルパは、1978年、日本で亡くなった。なぜ日本なのか。スカルパには日本に来る必然的な理由があった。その謎を知るにはこの一冊を手にするしかない」―藤森照信
■目次
・日本語版への序文 J・K・マウロ・ピエルコンティ
・第1章 日本へ続く道
・第2章 ライト、スカルパ、日本
・第3章 光と影
・第4章 時間
・第5章 日本の[手引き]―カルロ・スカルパの建築言語
・あとがき―父、マエストロ、カルロ・スカルパと旅した日本の思い出
トビア・スカルパ
・スカルパ文庫目録
・参考文献
・訳者あとがき
著者:J・K・マウロ・ピエルコンティ、三浦敦子
出版社:鹿島出版会
サイズ:A5
ページ数:164
発行年:2024.05