ミケランジェロのドームを救え 建築に革命を起こした教皇と三人の数学者
サン・ピエトロ大聖堂のドームを倒壊の危機から救った数学者たちと教皇による、18世紀バチカンを舞台にしたノンフィクション。
サン・ピエトロ大聖堂のドームは、その完成直後から内部に無数の亀裂が生じていた。その頃のドームの設計は経験則に依拠しているところが大きく、明確な構造的裏づけをもっていなかったのである。ドームを確実に修復する方法も誰にもわからなかった。
進歩的な考えで知られたローマ教皇ベネディクトゥス14世は、即位直後からこの難題に取り組むことになるが、教皇がアドバイスを求めたのは、建築家でも技術者でもなく、数学者であった。3人の数学者の革新的な発想と、新しいアイデアを果敢に支持していく教皇の鋭い感覚はドーム崩壊の危機を救い、ひいてはその後のドーム建築の考え方を変えていった。建築、科学、そして政治が絡み合う史実をスリリングな物語のように仕立てた一冊。
著者:ウェイン・カレイジャン、飛ヶ谷潤一郎
出版社:鹿島出版会
サイズ:四六
ページ数:384
発行年:2026.09
