SD選書 245 創造するこころ 山本学治建築論集3
名著復刻 つくるという行為への論理。「大切なことは、大きな技術の進歩だけが現代社会全体の技術水準ではないことを明確化し、それが健全な姿で小さな技術を通じて社会の底辺に普及する道程を見出すことであろう(山本学治)」
■目次
・まえがき つくるという行為への論理 海老原一郎
・I 作家たちをめぐって
第1章 作家論
1 近代数寄屋と吉田五十八/2 素材と造型のあいだ 増沢洵の場合/3 合理主義の系譜 日本近代建築と前川国男の位置/4 Villa Coucou における形と空間 吉阪隆正
5 日本の近代建築にはなかった特異な点 ル・コルビュジエの西洋美術館/6 ミースの死を悼む/7 現代の技法と形への願望 林昌二/8 仕事に対する誠実さ 吉村順三
第2章 書評
1 城 知恵と工夫の足跡 伊藤ていじ/2 解説・近代建築史年表 山口広
第3章 湯どうふの容器とおけづくり
・II 造形という罪とは何か
第4章 造形という罪とは何か
第5章 学生たちに
1 何を創ったらよいかという問題
2 状況の全体的展望を 建築教育はいかにあるべきか
3 昔の話 ひとつの曲り角
第6章 近世イギリス建築四話
第7章 ヨーロッパ旅行より
1 ヨーロッパ古建築と住環境の旅
2 アウグスブルクの建築とその市民との関わり
・III 技術者の倫理
第8章 技術開発と技術者の倫理
第9章 フィジカル・ニードとスピリチュアル・ニード
第10章 建築技術の現代的課題
第11章 「大きな技術」と「小さな技術」
・あとがき 茂木計一郎
・山本学治著作目録
著者:山本学治
出版社:鹿島出版会
サイズ:B6
ページ数:257
発行年:2007.09
