SD選書 253 エスノ・アーキテクチュア
民族の伝統とその環境に培われた建築の原理。平面はなぜ四角くなったか。柱を立てるのは右回りか左回りか。部材の向きは元か末か。エスニックな建築の素朴な空間に、建築の本質を読み解く。
■目次
・まえがき
・分布図(世界/ヨーロッパ)
・第1章 エスノ・アーキテクチュアとは
・第2章 屋根の材料と勾配の選び方 民族文化
・第3章 右が先か左が先か 二者択一の原理
・第4章 末口からか元口からか 部材の向きが及ぼす形態的特性
・第5章 建築はなぜ四角になったか 1 対角線による柱組
・第6章 建築はなぜ四角になったか 2 円形住居の柱組
・第7章 建築はなぜ四角になったか 3 円錐形から方形の屋根へ
・第8章 建築はなぜ四角になったか 4 四角い土壁の登場
・第9章 部分から全体へ 1 土の建築における型枠の使用
・第10章 部分から全体へ 2 材料を混ぜて積むことの意味
・第11章 妻入りと平入り 建物の軸と街並みとの関係
・第12章 エスノ・サイエンスとエスノ・テクノロジー
・あとがき
・写真・図版引用文献リスト 主たる参考文献リスト
著者:太田邦夫
出版社:鹿島出版会
サイズ:四六
ページ数:244
発行年:2010.03
