住環境整備 街直しの理論と実践
住環境を改善するのはだれか。費用負担の観点から「住環境」を捉え直す。住宅そのものの費用は、住宅の取得者または借家人が支払う。では住環境はだれが費用を負担するのか。「持続可能な街づくり」にむけ、これからもなお必要とされる街直しの理論および実践を、筆者の長きにわたる調査と、今日までの住環境整備の豊富な事例を類型化する論考により解いていく。日本建築学会論文賞(2002年)受賞論文を加筆、改編。
■目次
第1章 住環境整備とはなにか
第2章 密集住宅市街地の成立
第3章 日本の住環境はなぜ低質か
第4章 住環境整備の系譜
第5章 住環境整備の政策化と住宅マスタープラン
第6章 問題住宅地区概念と地区の摘出方法
第7章 インナーシティの密集住宅市街地の状態
第8章 地区の計画論 1 居住地再開発階層論
第9章 地区の計画論 2 高齢者の居住地移動
第10章 地区の計画論 3 都心居住計画論
第11章 住環境整備の計画とデザイン
著者:後藤圭二
出版社:鹿島出版会
サイズ:B5
ページ数:225
発行年:2005.12
