大阪のひきだし 都市再生フィールドノート
本書は、大阪の中心、おもに、大阪の中央に位置する船場でさまざまに進められている、都市再生の動きを紹介したフィールドノートである。ここで扱う実践は、行政が主導する再開発ではなく、大手デベロッパーによる事業でもない。意欲ある仲間が数名でも集まれば、すぐにでも着手できる試みばかりである。失敗をおそれず、地域への愛着を高め、都心に想いをもつ人たちの発想であり、実践である。あるいは、新たなネットワーク型のコミュニティを産み出そうとする挑戦だ。
■目次
・はじめに 何故「ひきだし」か
・第1章 都心の歴史と空間 船場という箪笥
・第2章 大阪のひきだし 都市再生フィールドノート
product ブランドをつくる
01 大阪水辺マップ/02 大阪ええはがき/03 船場ギャザリング
act とりあえず試みる
04 水上タクシー/05 船場・賑わいの会/06 もうひとつの旅クラブ/07 太閤路地プロジェクト
renovate まちの記憶を残す
08 新井ビル/09 堺筋倶楽部/10 石原ビルディング/11 細野ビルヂング/12 空堀商店街界隈長屋再生プロジェクト/13 鎗屋アパートメント/14 中古マンション+リノベーション/15 メビック扇町
resonate 共鳴していく、つながっていく
16 船場GENKI/17 リバーカフェSUNSET37/18 三休橋筋愛好会
・うねりから都市再生へ
・あとがき
著者:橋爪紳也+三休橋筋愛好会+中谷ノボル+酒井一光
出版社:鹿島出版会
サイズ:A5
ページ数:173
発行年:2006.07
