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デザイン・アウト・クライム 「まもる」都市空間

セール価格 3,850円(税込)

本書では、上質な都市空間で「まもりが得られる」ことの可能性を学ぶことができる。「アーバン・ヴィレッジ」の手法による居住環境向上や「ボン・エルフ」による街路空間のレベルアップ、「パタン・ランゲージ」や「参加の梯子」の手法による住民参加の実践などに至る、さまざまな都市デザインの手法とそこに見られる防犯効果について、世界のベストプラクティスが大変わかりやすく解説されている。

■目次

・はじめに

・第1章 住宅地と犯罪

犯罪の性格/犯罪の増加とコスト/犯罪への不安感/犯罪の社会的・経済的要因/住宅政策の背景/若者と犯罪/農村の犯罪/犯罪と生活の質QOL/設計計画(デザイン)と犯罪

・第2章 防犯デザイン理論の開発

はじめに/エリザベス・ウッズ/ジェーン・ジェイコブス/オスカー・ニューマン/ブランティンガム夫妻/アリス・コールマン/状況に着目した犯罪の予防/環境デザインによる防犯CPTED/第2世代のCPTED:グレッグ・サビルとゲリー・クリーブランドのCPTEDを活用した持続可能な開発/クリストファー・アレクザンダー パタン・ランゲージ/ビル・ヒリアー スペース・シンタックス理論(空間必然性理論)

・第3章 都市のプランニングとデザイン

近隣地区のプランニングとデザイン/密度、形態、所有方式/高齢者のハウジング/道路と歩行者路/アーバン・ヴィレッジ、ニュー・アーバニズム、スマート・グロース/オープン・スペース/子供の遊び/ランドスケーピング(造園)/学校/地元商店と施設/バンダリズムや落書きが生じない設計計画/街路照明/CCTV/ゲート付きの路地

・第4章 デザイン・ガイダンス

はじめに/英国政府のガイダンス/英国警察ガイダンス/オランダの警察認証制度/英国の地方自治体のガイダンス/カナダ トロント「安全都市ガイドライン」/欧州規格に向けて

・第5章 安全で持続可能なコミュニティの創出

コミュニティと持続可能性(サステイナビリティ)/バランスのとれたコミュニティ/密度と持続可能性/都市再生と持続可能性/住民参加/実際の住民参加/米国と英国のゲーテッド・コミュニティ/近隣地区の運営管理と維持保全/結び 連携活動の必要性

・付章

著者:イアン・カフーン、小畑晴治、大場悟、吉田拓生

出版社:鹿島出版会

サイズ:A5

ページ数:294

発行年:2007.09