西村幸夫 風景論ノート 景観法・町並み・再生
景観法制定前後から今日に至るまでのその時々の景観施策論。地域で景観施策を立てる際の具体的に中身に関する方法論。そして、都市再生論議における都市環境の再生論などに主眼を置いて、これまでの論文を纏めたもの。
■目次
・第1部 都市風景の恢復と景観まちづくり
「都市風景」の生成/都市の風景とまちづくり/美しい都市景観形成に向けて/転換点にある日本の都市景観行政とその今後のあり方/景観緑三法制定の意義/景観法をまちづくりに活かすために/景観法をめぐる近年の動き/景観まちづくりの課題と展望/なぜ景観整備なのか、その先はどこへいくのか/都市における景観アセスメントの現段階/オホーツクの「風景おこし」/路上の青空は誰のものか
・第2部 地域資産の顕在化と町並み保全型まちづくり
歴史・文化遺産とその背後にあるシステム/都市アメニティの保全方策/都市空間の再生とアメニティ/町並み保全型まちづくり/都市保全計画という構想/欧米先進国の都市保全施策と日本への示唆/世界遺産とまちづくり
・第3部 都市の再生とコモンズの復権
本当の都市のルネサンスとは何か/都市再生 欧米の新潮流と日本/都市環境の再生/「生きられた空間」と都市再生/コモンズとしての都市/人が地域をつくり、地域が人をつくる
著者:西村幸夫
出版社:鹿島出版会
サイズ:A5
ページ数:287
発行年:2008.03
