ローカルルールによる都市再生 東京都中央区のまちづくりの展開と諸相
本書は、都市機能の更新誘導手法である、ローカルルールの運用実績を実証的に明らかにし運用実態を計画論的な観点から考察することで、持続可能な都市再生のあり方を提起している。日本都市計画学会論文奨励賞受賞。
目次
■第I部 中央区の概要とまちづくり施策の変遷
第1章 中央区の概要
第2章 まちづくり施策の変遷
■第II部 ローカルルールの実績と効果に関する実証的研究
第3章 第2ゾーンにおける用途別容積型地区計画と街並み誘導型地区計画による住宅供給の誘導効果
第4章 月島地区における一団地型地区計画と3項道路型地区計画による路地保全を前提とした居住環境整備誘導の実績と効果
第5章 銀座地区と日本橋・東京駅前地区における機能更新型高度利用地区の実績と今後の課題
第6章 銀座地区における駐車場附置義務特例制度「銀座ルール」の制度体系と初動的運用実績
■第III部 ローカルルールの運用実態に関する計画論的研究
第7章 市街地開発事業指導要綱と第2ゾーン地区計画の変更の経緯
第8章 佃一丁目地区における路地と土地・建物利用の実態と都市計画の実効性
第9章 銀座地区における超高層ビル規制と協議型デザイン誘導手法の導入経緯と制度体系
第10章 「銀座デザインルール」の生成過程と初期条件としての不完全性
■結 持続可能な都市再生に向けて
著者:川崎興太
出版社:鹿島出版会
サイズ:A5
ページ数:260
発行年:2009.05
