パリ流 環境社会への挑戦 モビリティ・ライフスタイル・まちづくり
パリがクルマ社会から脱却し、快適な都市環境づくりへと舵を切った背景には環境派市長のたぐい稀な行動力と、エコを自在に楽しむ市民の柔軟性があった。エコシティへと変貌を遂げる花の都にこれからのエコを見る。
目次
■1章 なぜパリはエコに乗り出したのか
パリはなぜパリになれたのか/ふたりのナポレオンのパリ改革
パリ流アジェンダ21/エコ市長ベルトラン・ドラノエ
■2章 クルマ中心社会からの脱却
クルマの隆盛とトラムの衰退/自動車優先社会からの脱却
二年で一〇〇キロメートル・自転車道の急整備/
パリの風景を変えたレンタサイクル・ヴェリブ/公共交通網の再整備
七〇年ぶりのトラム復活/カーシェアリングからオートリブへ/
バスの低公害化とモビリアン計画/環状道路の整備とトラック規制/
水運の復活と水上バスの登場
■3章 快適な市民生活のために
美へのこだわりがエコにつながった/伸び続ける歩行者用道路/
シンプル&ファッショナブルなゴミ対策/「再開発は公園に」がパリの流儀/
パリの空気観測所エールパリフ/ミネラルウォーターから水道水へ/
セーヌ川ビーチもエコ活動のひとつ
■4章 環境国フランスへ
サルコジ大統領もエコ推進派/エコハウスと省エネ電球/
有機農業からレジ袋対策まで/CO2排出量の少ない自動車にボーナスが!/
航空業界もCO2削減へ
■コラム パリだけではない~フランス地方都市の環境対策
著者:森口将之
出版社:鹿島出版会
サイズ:A5
ページ数:190
発行年:2009.05
