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「ポシェ」から「余白」へ 都市居住とアーバニズムの諸相を追って

セール価格 3,080円(税込)

近代以降の都市居住(都市住宅とハウジング)とアーバニズム(都市生活の質)との関係について、「ポシェ」、「余白」をキーワードに解説し、さらに現代を考察する画期的都市・建築論。

■目次

第1章 回想のポシェ

はじめに

ポシェとエコール・デ・ボザール

「地」と「図」

ポシェと建築の読み取り

・「アーバン・ポシェ」としての建築:フレンチ・オテル

・「アーバン・ポシェ」の消滅:ヴィラに向かうオテル

・ヴィラ・サヴォアに見る反転

・オープン・ポシェ:梅林の家

・虚のポシェ:ガラス・パビリオン

第2章 都市居住とアーバニズム

反転の諸相-「前面/背面」から「大地/天空」、そして「閉鎖/開放」

都市建築と住居

・アトリウムと院子

・ストゥープ

・第三の土地:共有境界壁

・「通り庭」「庇合い」「矢来」

「反転」の五原則:住むための機械

・「ドムイノ」と「シトロアン」

近代ハウジングの始まり

・街路と反街路/ノン・セットバックとセットバック

・ジードルングとスーパーブロック:住宅団地と超大街区

二人のユートピアン:フーリエとコルビュジエ-「ファランステール」と「輝ける都市」

・シミュラークルという名の「反転」

・反転都市イムーブル・ヴィラ

二つのハウジング・モデルの系譜

モダニズム批判か?ミニ・ハウジング

コラージュ・タウンとハウジング

第3章 都市の余白とその諸相

「余白」とは

人口減少社会と「余白」

都市の「余白」:王の広場

・「貴族のためのハウジング」とロワイアル広場

・王侯デヴェロッパーとヴァンドーム広場

・コンペで生まれた余白、コンコルド広場

消滅の「余白」と証跡の「余白」:ウィーンのオープンランドとリングシュトラッセ

「余白」の継承と創出:ボストンのコモンとグリーンウエイ

おわりに

あとがき

参考文献

著者:小沢明

出版社:鹿島出版会

サイズ:B6

ページ数:214

発行年:2011.04