
ヴェネツィアとラグーナ 水の都とテリトーリオの近代化
その都市構造を大きく変えた19~20世紀ヴェネツィアに着目し、ラグーナ(干潟)の環境と一体的に描く、新しい視点からの空間形成史。
共和国時代の栄華をいまも感じさせる水の都・ヴェネツィア。チッタ・ウニカ(唯一の都市)と称されたそのまちなみは、世界中から多くの人を惹きつけ、魅了してやまない。しかしこの街もまた、多くの都市と同様に近代化の波を受けてきた。本書はヴェネツィアが都市構造を大きく変えた19~20世紀に着目し、この発展過程をラグーナ(干潟)の環境と一体的に描いた、まったく新しい視点からの空間形成史である。
■目次
・はじめに 水の都ヴェネツィアをめぐる
・序章 研究の目的と方法
・1章 水都ヴェネツィア研究史
・2章 水都ヴェネツィアの近代化
・3章 ラグーナおよびその周辺の空間構造
著者:樋渡彩
出版社:鹿島出版会
サイズ:A5変
ページ数:480
発行年:2017.04