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消えゆくアジアの水上文化

セール価格 2,750円(税込)

アジアの水辺に残る、多様性を極めながらも個にして普遍的な水辺の暮らしと、近代化のうねりを受け、その変容する姿を見つめる。

アジアの水上住居は原始的のようでいて、環境と一体化する生活空間は今日的な示唆に溢れている。自然の脅威を回避し、快適で持続可能な環境をつくる知恵は伝統文化の賜物である。しかし、急速な都市化の波でこうした空間がいま減少しつつある。10年前は萌芽にすぎなかった現代社会との摩擦に注視しながら、価値あるアジアの環境的な空間づくりをフィールドワークの成果からビジュアルに読み解く。失われつつある貴重な生活文化の記録。

■目次

・序にかえて

・Chapter1

 消えゆく水上居住

・Chapter2

 アジアの水上の暮らしと住居の変化

 フィリピン・パラワン島のバランガイ 

 インドネシア・フローレス島の元漂海民集落

 タイ・パンイ島の海上集落

 カンボジア・トンレサップ湖の湖上集落

 インドネシア・テンペ湖の浮家住居

・Appendix 

 日本の水辺の暮らし

 舟小屋の変化

 消えゆく川面の牡蠣船

著者:畔柳昭雄、市川尚紀、舟岡徳朗共

出版社:鹿島出版会

サイズ:A5

ページ数:164

発行年:2018.08