
ユニバーサルデザインの基礎と実践 ひとの感覚から空間デザインを考える
身体で感じることを、空間で再現する。ユニバーサルデザインやバリアフリーの設計や計画に必要な考え方を学ぶ一冊。
[基礎編]では、視覚、聴覚、触覚などからの情報の受け取り方、その情報と実際の行動の関係性から、ひとがどのように空間に出会い、その性質を理解し、そして利用するのかを理解。また[実践編]では、基本的な「人間と空間の出会い方」に基づいた「ユニバーサルデザイン」の試みの具体事例の数々を、「プラスのデザイン」から「マイナスのデザイン」という思想で紹介する。
■目次
[基礎編]見ること・聞くこと・触ること・移動すること
第1章 見ること 「見ること」をもう一度考えてみよう
第2章 聞くこと 「音を聞く」とはどういうことなのか
第3章 触ること 普段「触ること」を意識していますか
第4章 移動すること 「移動すること」を科学する
[実践編]「プラスのデザイン」から「マイナスのデザイン」へ
・「プラスのデザイン」から「マイナスのデザイン」へ
・デザインの可能性 ひとの感覚から空間を考える 原利明
・室内空間のデザイン 見えづらさを支える施設設計 桑波田謙
・駅空間のデザイン ホームドアにみる安全対策 大野寛之
・道路空間のデザイン 路面表示の活用 稲垣具志
・視覚障害者誘導用ブロックのデザイン その成り立ちから 大野央人
・点字・触知案内図のデザイン その可能性を高めるために 和田勉
・サインのデザイン 公共空間のわかりやすい案内 中村豊四郎
・音環境のデザイン トータルデザインのための3つの視点 武者圭
・光環境のデザイン 照度から輝度へ 石田聖次
著者:日本福祉のまちづくり学会身体と空間特別研究委員会
出版社:鹿島出版会
サイズ:A5
ページ数:167
発行年:2020.10